愛知県のブランドうなぎ「葵うなぎ」のPRイベントを行います!
~食べて、見て、うなぎ資源について学ぼう~
愛知県はうなぎ生産量全国第2位(2021年)を誇る全国有数の養殖うなぎの産地です。
愛知県では、水産試験場(蒲郡市)などが生産技術を開発した「大きくて、やわらかくて、おいしいうなぎ」を「葵うなぎ」としてブランド化しました。
「葵うなぎ」の魅力を伝えるため、葵うなぎと通常のうなぎとの食べ比べや開発技術の紹介、実物展示の内容を盛り込んだPRイベントを開催しますのでお知らせします。

1 日時及び場所
日時 2024年12月7日(土)、8日(日) 午前10時00分から午後4時00分まで
場所 ヒサヤオオドオリパーク (久屋大通公園)テレビトーヒロバ②
2 内容
(1)
葵うなぎと通常の雄うなぎの食べ比べ(当日整理券配布、各日限定400食)
大きくてやわらかくおいしいメスうなぎ「葵うなぎ」と、通常のオスうなぎを無料で食べ比べができます。
(2)葵うなぎの展示
生きたうなぎの比較として、葵うなぎと通常のうなぎを展示。実際のサイズの違いを確認いただけます。
(3)生産技術の紹介
葵うなぎに利用されている生産技術をパネル展示で紹介します。愛知県と生産者等が実用化した特許技術を通して、うなぎ資源の有効活用について知ることができます。
(4)水産業を学ぼう!「あいちのおさかなカード釣り」大会
愛知県の主な水産物50種類について、ゲーム形式で楽しく知ることができます。

(参考)
葵あおいうなぎ
〇 「“あ”いちの、“お”おきな、“おい”しいうなぎ」の頭文字と、うなぎ養殖が盛んな愛知県三河地方で生まれた家康公にあやかりました。
〇 愛知県の“愛”からイメージしたハートをうなぎがか
たどっています。
〇 健康食品としても注目される大豆イソフラボンを餌に使用していることから、うなぎの胸ビレに大豆をあしらいました。
〇 「葵うなぎ」は良質なうなぎの特徴である背中の青さを備えていることから、青色のうなぎを重ねました。


特許技術の概要
うなぎ養殖は天然のシラスウナギを飼育して行われますが、その資源量は減少しており、1尾のシラスウナギを大きく育てて出荷することが求められていました。
しかし、理由は明らかではありませんが、養殖で育てたうなぎは9割以上がオスになり、大きく育てると身が硬くなり品質が低下する課題がありました。一方、メスのうなぎはオスにくらべて大きくなり、身がやわらかいことが知られていました。このことに注目した愛知県水産試験場の研究者がメスを生産する技術開発に着手し、大豆に含まれる大豆イソフラボンをうなぎに与え、効率的にうなぎをメスにする新技術を開発しました。なお、この技術は愛知県と一色うなぎ漁業協同組合、共立製薬株式会社が共同で2021年11月4日に特許を取得しました(特許第6970992号)。